入手困難な医薬品やジェネリック医薬品をより安く手に入れたいというニーズが高まっています。
そんな中、注目を集めているのが薬の通販オンライン、いわゆる個人輸入代行サイトです。
しかし、手軽に利用できる一方で「本当に安全なの?」「偽物や違法な商品は扱っていないの?」といった不安を抱えている方も少なくないでしょう。
この記事では、「薬の通販オンライン」の安全性、評判、偽物や違法性に関する情報、そして実際の利用者の口コミなどを詳しく解説しています。
怪しいサイト?薬の通販オンラインとは?

引用:「薬の通販オンライン公式サイト」
「薬の通販オンライン」は、海外の医薬品やサプリメントなどを個人輸入したい人のために、注文から発送までの手続きを代行してくれるサイトです。
通常の海外輸入では複雑な申告や手続きが必要ですが、個人輸入代行サービスを利用すれば、その手間を大幅に省くことができます。
薬の通販オンラインの特長としては、比較的幅広い医薬品・サプリメントを取り扱っている点や、定期的に20%オフなどの割引キャンペーンが行われる点、電話での問い合わせ窓口がある点などが挙げられます。
やばい?薬の通販オンラインの運営者は?
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社名 | Internet Partner Service Limited(https://internet-ps.net/) |
所在地 | 18/F., World Trust Tower, 50 Stanley Street, Central, Hong Kong |
設立年月日 | 2014年1月 |
ウェブサイト | https://www.nyredcross.org/ |
問い合わせ先 | 連絡先 support@tsuhan-online.com 対応日時 日本時間10:00~19:00 (土日は休業、また香港の祝日も休業となります) |
薬の通販オンラインを運営しているのは、香港に拠点を置く「Internet Partner Service Limited」という企業です。所在地は香港セントラルにあるワールドトラストタワーで、主に海外医薬品やヘルスケア商品の卸売や発送支援といったドロップシッピングサービスを展開しています。
香港法人ということで不安を感じる方もいるかもしれませんが、国内外の多くの個人輸入代行店のサポートを行ってきた実績があります。
ただし、すべての商品が日本国内の医療基準を満たしているわけではない可能性もあります。他の医薬品の個人輸入代行サイト同様に、商品の購入はあくまで「自己責任」で、利用する必要があるでしょう。
薬の通販オンラインの商品はリーズナブル?
薬の通販オンラインの利用者の口コミでは、「安い」「まとめ買いでお得」といった声が多く見受けられます。一方で、商品によっては他の個人輸入代行サイトのほうが安い場合もあり、一律に「最安」とは言い切れません。
たとえばED治療薬Aで比較すると、薬の通販オンラインの価格は1,880円からですが、オオサカ堂では575円ほどというケースも。逆にサプリメント商品Bのように、薬の通販オンラインが1,780円~と他サイトより安い例もあります。
結局は商品ごとの価格やキャンペーンを比較検討することで、よりお得な購入方法を見つけられるでしょう。
- 薬の通販オンライン:1880円~
- ユニドラ:589円~
- ベストケンコー:630円~
- オオサカ堂:575円~
- くすりの通販オンライン:1,780円~
- ユニドラ:2,428円~
- オオサカ堂:1,648円~
- ベストケンコー:1,413円~
薬の通販オンラインの商品支払い方法は?
薬の通販オンラインでは、現在以下の支払い方法に対応しています。
楽天銀行、ゆうちょ銀行などから選択可能。ネットバンクやLINE Pay「銀行振込サービス」も利用できるため、比較的柔軟に振込方法を選べます。注文確定後に送られてくるメールに、振込先や手続きの詳細が記載されているので確認しましょう。
全国の主要コンビニで現金決済ができます。注文後に払込票番号が発行される仕組みで、手数料として1回あたり300円がかかる点は要注意。また、5万円以上の支払いになる場合は印紙代200円が追加で必要です。
プリペイド型の電子マネーで、個人情報を明かさずに支払えるのがメリットです。コードを入力して支払う方法と、プリペイドカードをアプリ登録して支払う方法の2種類があります。
現時点(2025年2月)ではクレジットカード決済に対応していないため、カード支払いを希望する方は他のサイトを検討するか、上記の対応方法を利用する必要があります。
参考:「薬の通販オンライン公式サイト:お買い物ガイド-購入までの手順や注意点を分かりやすく解説」
薬の通販オンラインの評判は?

良い評判
オオサカ堂高かったんで
薬の通販オンラインで買いました💊
多少お安かったですが、在庫切れ多数でした😅— 百道浜 咲🌻 (@aichinken) June 26, 2024
薬の通販オンラインってサイトで輸入するのおすすめ
— らいじん (@Raizin_Eve) December 7, 2024
40代 男性会員さん 2022年03月01日
今回もお世話になりました。
今回は郵便の追跡システムにおいて郵便局側の処理ミスでなかなか手元に届きませんでしたが、その異変に気づき適切な処置を指示下さりました。
もし指示下されなければ、多分ずっと追跡システムを眺めていたと思います。
手頃な価格で販売くださるだけでなく、お客が受け取るまで気遣って下さることに商売の真骨頂を感じました。
ありがとうございました。
引用:「薬の通販オンライン公式サイト」
40代 女性会員さん 2023年08月28日
これまでは産婦人科で処方してもらっていました。時間も費用もかかっておりましたが、こちらではその手間がない上に、かなりお得に購入できるので、本当にありがたいです。
引用:「薬の通販オンライン公式サイト」
薬の通販オンラインに好意的なコメントでは、やはり「安さ」と「手軽さ」が挙げられます。大手の個人輸入サイトより商品自体が安いケースや、まとめ買いでさらに割引が適用される点を評価する声が多いです。
また、問い合わせ対応を電話でも受け付けているため、ネットに不慣れな人でも安心して注文できるという意見もあるようです。
ただしすべての商品が常に最安値ではないため、「より安く商品を購入したい」という方は、複数サイトで比較する姿勢を持っておくことをおすすめします。
悪い評判
オオサカ堂や薬の通販オンラインは使いやすいけど、香港法人なのがネック。。
偽物被害とかあるって言うしね#オオサカ堂#薬の通販オンライン— ハゲ丸 (@OfKW8I7ZYlBx718) November 15, 2019
Q:薬の通販オンラインというサイトは、安心安全でしょうか?
A1:
効果が薄いとか危険とか指摘される方はおられますが、私は数軒のサイトから個人輸入をしてきて、変なのにあたった経験はありません
<ただし、あくまでも薬品ですので適切でない対象の方(禁忌)もあるでしょうし、人によっては副作用が気になる方もいるかも知れません その点を充分調べる必要はあると思います>
A2:
危険です
薬の効能が保証されていません
効き目がない副作用がでてもどこにも言っていけない
A3:
購入したことあります。とりあえず効果ありました。100%安心安全かはわかりません
引用:「Yahoo!知恵袋」
カイさん 2021年09月02日
5箱購入しました。
中を開けたら、中身が漏れておりました。
商品がちゃんとしているのか心配になり全て開けて確認をしましたが、漏れていたのが1箱だけでした。
その1箱は、箱の中や他の商品にもベトといており、その商品を使用する気が失せました。
しっかり送っていただければ、楽しみしていた分がっかりも大きいです。
引用:「薬の通販オンライン公式サイト」
薬の通販オンラインの悪い評判としては、まず海外法人ゆえの不安が挙げられます。
「本物かどうか疑わしい」「万が一トラブルがあっても対処が難しい」という意見は根強いようです。また、医薬品の効果や安全性が日本国内の基準で保証されているわけではないため、副作用リスクや使用対象者の制限など、自己判断が難しい面があるという指摘もあります。
薬の通販オンラインの評判からわかる利用するメリット

- メリット①商品を安く購入できる
- メリット②処方箋なしで医薬品を購入できる
- メリット③電話の問い合わせ・注文が可能
メリット①商品を安く購入できる
薬の通販オンラインを利用する最大のメリットは、多くの医薬品やサプリメントを「割引価格」で入手できる可能性がある点です。
20%オフセールやまとめ買い割引を開催しているほか、商品によっては他サイトよりも数百円~数千円安くなるケースも見られます。
医療費をできるだけ抑えたい方にとっては、こうした割引サービスやキャンペーンを上手に活用できるのは大きなメリットといえるでしょう。
メリット②処方箋なしで医薬品を購入できる
医療機関を受診せずに欲しい薬を手軽に入手できるのは、個人輸入代行サイト全般の大きな利点です。
薬の通販オンラインでも、海外のジェネリック医薬品などを処方箋なしで取り扱っています。病院に行く時間や手間を省けるほか、人に知られずに購入できるため、デリケートな悩みを抱える方には重宝されているようです。
一方で、自己判断での使用はリスクを伴います。少しでも疑問があれば医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
メリット③電話の問い合わせ・注文が可能
薬の通販オンラインでは、平日10:00~19:00まで電話での注文受付を行っています。
サイト内にあるフォームに自分の電話番号を入力すると、香港の番号(+85230016517)から折り返しが来る仕組みです。
参考:「薬の通販オンライン公式サイトお電話でのご注文・お問い合わせ」
医薬品の個人輸入サイトの多くはウェブのみのサポートに限られることが多いため、電話対応がある点は初めて利用する人にとって安心材料になりやすいでしょう。
ただし、医薬品の効能や副作用など、専門的な質問には対応できない可能性もあるため注意が必要です。
薬の通販オンラインの評判からわかる利用するデメリット

- デメリット①商品は「自己責任」で購入する必要がある
- デメリット②送料が発生する
デメリット①商品は「自己責任」で購入する必要がある
海外の医薬品は日本の医療機関が管理するものではないため、使用上のリスクはすべて自己責任となります。
副作用が出ても自己対応となり、医薬品副作用被害救済制度の適用も受けられません。
さらに、購入時に医師や薬剤師の指導を得られないケースが多いため、禁忌や相互作用についてのチェックも自分で行わねばなりません。
購入する商品のメーカーの公式サイトや評判をよく確認し、疑問点は医療専門家に相談するなど、慎重な姿勢が必要です。
デメリット②送料が発生する
薬の通販オンラインでは、基本的に一律700円の送料がかかります。ただし、1回の購入金額が7,000円以上になると送料は無料です。
まとめ買いで一定額を超える場合は送料がかからないため、必要な商品を一度に注文したほうが結果的にお得な場合もあります。逆に小額注文を繰り返すと送料がかさんでしまう点には注意が必要です。
薬の通販オンラインは安全?違法性は?

- クレジットカードなど個人情報の漏洩リスクは?
- 違法性はある?
- 偽物はある?
クレジットカードなど個人情報の漏洩リスクは?
薬の通販オンラインの公式サイトによると、通信は常時SSL化されており、IDやパスワード、個人情報は厳重に保護されていると明記されています。
さらに、外部の業務委託先にも厳しい安全管理基準を設けるなど、セキュリティ対策を強化しているとのことです。
ただし、クレジットカード決済が利用できない現状を考えると、銀行振込やコンビニ決済での個人情報漏洩リスクは比較的低いともいえます。ネット上でのやり取りには常に一定のリスクが伴うため、自己管理は欠かせません。
違法性はある?
2025年2月現在、薬の通販オンラインの薬機法違反などは特に確認できていません。
しかし、医薬品の個人輸入全般において、他人への転売や譲渡は法律で禁止されています。
また、一度に注文できる数量にも制限があります(※次章の「3. 一度に購入できる数量と転売の禁止に注意」を参照)。これらのルールを守らずに利用すると違法行為につながる可能性があるため、購入前に厚生労働省や税関の公式情報をよくチェックすることが大切です。
参考:「医薬品等の個人輸入について |厚生労働省 (mhlw.go.jp)」
参考:「医薬品・化粧品等の個人輸入について|税関 Japan Customs」
偽物はある?
薬の通販オンラインの公式サイトでは、偽物の有無について以下のとおり言及しています。
Q:注文できる薬は本物なのか
A:はい。当サイトでは、正規の製薬会社の医薬品のみ取り扱っております。
専門のライセンスを保持した医薬品サプライヤーによって取り扱われており、医薬品成分鑑定も定期的に実施していますので、安心してご注文ください。引用:「薬の通販オンライン公式サイトよくある質問」
ただし、薬の通販オンラインに限らず個人輸入サイト全般のリスクとして、偽造医薬品を入手してしまう可能性はゼロではありません。海外製医薬品市場には偽造品が多く流通しており、見た目では正規品と判別しにくい場合もあるのが現状です。
利用する際には、購入するメーカーや商品の評判を調べる、必要に応じて医療従事者に意見を求めるなど慎重な対応が重要です。
参考:「World Health Organization. (2006). Counterfeit medicines. Fact sheet. 」
薬の通販オンラインで商品を購入するときの注意点

個人輸入代行サイトを利用するうえでは、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここではとくに重要だと思われる4つの注意点を紹介します。
- 自分の体質や服用状況を事前に確認する
- 商品のメーカー情報と評判をチェックする
- 一度に購入できる数量と転売の禁止に注意
- 商品到着までに余裕をもつ
自分の体質や服用状況を事前に確認する
海外医薬品は、日本国内で医師の診察を受けて処方される薬とは異なり、専門家の監督下で使用されるわけではありません。
既に他の薬を服用している、アレルギー体質である、特定の成分に過敏症があるといった場合は、特に副作用や相互作用のリスクが高まります。海外製品は成分表が英語表記の場合もあるため、十分に理解できないまま服用すると危険です。
購入前に成分や注意事項をしっかり確認し、自己判断に不安を感じる場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
商品のメーカー情報と評判をチェックする
薬の通販オンラインは、医薬品やサプリなどの商品を直接は製造しておらず、海外のメーカーが制作した商品を紹介し、輸入を代行するサービスです。
そのため、各商品の安全性は個々のメーカーおよび評判をしっかりチェックしたうえで判断することが大切です。できるだけ多方面から情報を収集しておくとよいでしょう。
一度に購入できる数量と転売の禁止に注意
日本の法律では、個人輸入で購入できる医薬品の量や種類に制限が設けられています。具体的には、個人が1か月分を超える量の医薬品を輸入することは認められていないなど、ルールを逸脱すると関税で止められたり、最悪の場合、薬機法違反に問われる可能性もあります。
種類 | 数量の制限 |
---|---|
医薬品及び医薬部外品 | ① 外用剤(毒薬、劇薬及び処方箋薬を除く。) 標準サイズで1品目につき24個以内 ※外用剤:軟膏などの外皮用薬、点眼薬など ※処方箋薬:有効で安全な使用を図るため、医師による処方が必要とされる医薬品 ②毒薬、劇薬又は処方箋薬:用法用量からみて1カ月分以内 ③上記以外の医薬品・医薬部外品:用法用量からみて2カ月分以内 |
化粧品 | 標準サイズで1品目24個以内 ※例えば口紅の場合、ブランド・色等にかかわらず24個以内 |
医療機器 | ①家庭用医療機器(例えば、電気マッサージ器など) 1セット ②使い捨て医療機器(生理用タンポン、使い捨てコンタクトレンズなど) 2カ月分以内 ③体外用診断薬(例えば、排卵検査薬など) 2カ月分以内 |
再生医療等製品 | 用法・用量・使用方法からみて1カ月分以内のもの |
参考:「医薬品等の個人輸入について |厚生労働省 (mhlw.go.jp)」
参考:「医薬品・化粧品等の個人輸入について|税関 Japan Customs」
また、購入した医薬品を他人に譲渡・転売する行為は厳しく規制されているので、あくまでも「自己使用」の範囲にとどめることが大前提です。
商品到着までに余裕をもつ
海外からの商品発送のため、配達には時間がかかることがあります。公式サイトには「7日~20日ほどで到着」との記載がありますが、通関手続きの混雑や国際物流の状況によっては遅れる場合もあるでしょう。
特に医薬品は、急ぎで必要になるケースも多いため、時間的な余裕をもった注文が大切です。万が一在庫が切れている場合などは、さらに日数がかかる可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールで注文することが大切です。
薬の通販オンラインに関する質問

- 商品は届くまで、どれくらいかかる?
- 公式サイトの案内では、おおむね7日~20日ほどで商品が届くとされています。
ただし海外発送のため、通関や配送の状況によってはそれ以上かかることもあるので注意が必要です。発送が遅れるケースや在庫切れも考えられるため、早めの注文を心がけるとよいでしょう。
- 違反歴はある?
- 2025年2月時点で、薬の通販オンラインに関する薬機法違反などの情報は見当たりません。ただし、個人輸入においては自己責任の面が強いため、常に最新情報を確認することを心がけてください。
- クーポン特典はある?
- 薬の通販オンラインでは、「LINE公式アカウント」や「X(旧Twitter)公式アカウント」を通じて最新のクーポン情報やキャンペーンのお知らせを行っています。
LINE公式アカウントを友だち追加すれば、限定クーポンやセールの情報が届くこともあるため、頻繁に購入する方は登録しておくと便利でしょう。
まとめ
薬の通販オンラインは、海外製の医薬品やサプリメントを手軽かつ比較的安価に入手できる利便性が魅力です。一方で、香港法人の運営であることから「偽物やトラブルは大丈夫?」といった不安を抱く声もあります。
実際に利用している人からは「安い」「まとめ買いでお得」といった好評も多いものの、副作用や偽造医薬品のリスクなど、個人輸入ならではの注意点は避けられません。
購入する際には運営会社の情報や商品の品質をしっかりと確認し、「自己責任」であることを踏まえて利用するようにしましょう。